Isao Mizutani

ただれもの
ただれもの

1961 紙本着彩 162 x 130.3 cm 63'7 x 51'2 インチ

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風の舞
風の舞

1991 紙本  ミクストメディア 130.3 × 97 cm 51'2 x 38'1 インチ

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ただれもの
ただれもの

1961 紙本着彩 162 x 130.3 cm 63'7 x 51'2 インチ

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水谷勇夫(1921~2015)は戦後日本の前衛芸術運動で重要な役割を果たしたアーティストです。特に1960年代には「日本画」(本人は日本画という言葉を使わず膠絵と読んでいました)の画材を使った独自の絵画で国内外の注目を集め高い評価を得ました。絵画にとどまらず土方巽・大野一雄などの舞台美術を手掛けるなど幅広い活動を展開しました。今回は1950・60年代の作品を中心に展示します。作品はそんな時代の熱気のなかから生み出された作品です。一匹狼であった水谷勇夫は画壇や団体には所属せず、アトリエで一人で画面と格闘していました。しかし、その背景には、既成の美術の概念を打ち砕き、そのなかから新しい芸術、新しい思想、新しい時代を生み出そうとしていた志を同じくしていた多くの芸術家たちの存在があったのだと思います。いつの時代にも、芸術家にはその時代の閉塞感を打ち破り、新しい価値を創造し新しい時代を切り開くという使命があります。水谷勇夫の作品が単に過去の美術史の1ページに終わることなく、次の時代を切り開くエネルギーとならんことを願っています。